ウェーブレット分解を用いたB-スプライン曲線/曲面の階層化方式
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
平滑化やデータ圧縮を目的としたB-スプライン曲線/曲面の階層化手法を提案する。レンジファインダ等の3次元測定器で物体を測定し、得られたデータからCGモデルを作成する場合、測定データには、誤差やノイズがあるという問題とデータ量が多いという問題がある。そこで、測定データを近似する曲線/曲面を生成して、平滑化やデータ量の削減を行なう必要がある。それには、まず測定データを忠実に補間する曲線/曲面を生成し、次に、この曲線/曲面を大域的な基礎の形状を表す曲線/曲面とその曲線/曲面に対する差分を表す階層データとに分離しなければならない。後半の処理を階層化という。従来この階層化の処理には、曲線/曲面間の距離を最小化する近似手法が用いられてきたが、提案する手法では、ウェーブレット分解を用いて曲線/曲面の突起を検出し、その突起を削る方法をとる。以下では、曲線の階層化を例にとって提案手法を説明する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-03-07
著者
関連論文
- 3D素材を取り入れた多地点・小集団の連携による教育実践モデルの開発(3) : Geo Movie Creator 上における教材化
- 色とエッジの背景差分による人物抽出と影除去
- アプリケーション共有のための操作情報制御
- 多重解像度解析を用いた数値データ補間
- B-スプライン曲線の階層化のための再パラメータ化
- ウェーブレット分解を用いたB-スプライン曲線/曲面の階層化方式
- B-スプライン曲線の階層化の一手法
- 多地点接続遠隔会議システム「サイバーサークル」における背景分離処理
- A-16-15 遠隔会議システムのための背景除去処理
- D-11-76 オブジェクト連動データ放送のための高機能リモコンシステム(D-11.画像工学C)