PIVOT J-E : 日本語複合語解析
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本稿では、多言語機械翻訳システムPIVOTの日本語形態素解析、特に複合語解析を紹介する。複合語とは、複数の基本的な単語の組合せから構成される単語であり、容易に新しい語が加わる。従って、複合語全てを網羅することは不可能であり、複合語を構成している単語の意味とその構造から、複合語全体の意味を推定することが必要となる。しかし複合語を構成する基本的な単語は多義であることが多く、しかも複合語は、活用などの形態的特徴が少ない語幹の形や名詞の組合せから構成され、構造推定は難しい。複合語には係り受けを利用した解析手法が知られているが、複合語の意味を認定するためには係り受け構造だけでなく、構成語の語義推定や意味関係の指定が必要となる。以下、形態素解析全体の中で複合語解析の位置を示した後、上記問題に対応する複合語解析について説明する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1988-09-12
著者
-
坂井 信輔
日本電気(株)c&c情報研究所
-
宮部 隆夫
日本電気関西c&c研究所
-
川端 麻友美
日本電気技術情報システム開発 株式会社
-
宮部 隆夫
日本電気 株式会社
-
坂井 信輔
日本電気 株式会社
-
谷 健一
日本電気 株式会社
関連論文
- 連続音声認識からの概念表現の作成
- PIVOT J-E : 日本語複合語解析
- 音声入力を用いたパソコンネット旅客機空席案内システム
- 日本語音声合成のためのテキスト解析における形態素解析
- PIVOT : 日本語接辞解析
- ヒューマンマシン対話における照応解析