ハイパーテキスト概念によるソフトウェア設計支援環境「電脳机」の開発
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概要
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ハイパーテキストの概念を用いて、主としてソフトウェア開発の上流工程である、情報収集、設計工程を支援する環境を開発した。単なる文書管理の範囲を超えて、エンジニアの扱う全情報を入力できるようにイメージ情報系を中心としたマルチメディア処理システムを安価なパソコンネットワークシステムとして実現した。ハイパーテキストの概念を用いることにより、キーワード検索、データベースの知識等が全くなくてもソフトウェア開発の情報データベースを構築することができた。またスキャナー入力によるA4までのイメージ処理を中心としたので、従来の支援環境、設計データベースの問題点であった、データの初期入力の問題も解決することができる。本システムは、現在「紙と鉛筆」でおこなわれているソフトウェア設計の上流工程に重点をおいて開発されており、かつ汎用的なハイパーテキスト概念によっているため、特定のハードウェア、言語系、設計手法に依存せず、幅広い範囲で利用できる。本システムはオブジェクト指向言語Smalltalkで開発されたが、その実現については別稿で述べることとし、本稿ではソフトウェア支援環境の問題点と本システムの狙いについて述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1988-09-12
著者
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森田 孝司
(株)神戸製鋼所技術開発本部生産システム研究所
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高橋 哲也
(株)神戸製鋼所電子技術研究所
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森田 孝司
株式会社神戸製鋼所技術開発本部
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飯塚 正樹
横河・ヒューレット・パッカード(株)
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本田 克己
横河・ヒューレット・パッカード株式会社
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勝間田 敏秀
横河・ヒューレット・パッカード株式会社
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高橋 哲也
株式会社 神戸製鋼所
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森田 孝司
株式会社 神戸製鉄所
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勝間田 敏秀
横河・ヒューレット・パッカード(株)
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