通信ソフトウェアにおける試験結果データ解析の高度化
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概要
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通信ソフトウェア開発の生産性向上のためには,実マシン上で行う結合試験工程以降の作業環境をいかに改善するかがポイントとなっている。これまで,試験準備,試験実行の自動化,設計オフィスからのリモート試験による環境改善等については既にいくつかの支援ツールが提案されており,これらは徐々に実現されつつある。一方,試験結果データの解析作業は,熟練者の経験やノウハウを必要とし,試験の実行のような機械的作業とは資的に非常に異なる。従って解析支援についての検討では,これらの熟練者の知識をどのようにして活用させるかという難しさを伴う。今回,解析作業を結果評価,症状分析/追跡箇所決定データ切出し/解析処置判断の4つの過程に分け各過程での作業内容,及び使われる知識の内容に従って知識のツールへの組み込み方を配慮した試験結果解析支援システムについて検討したので報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1988-09-12
著者
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