シミュレータの高速化に関する一考察
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概要
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東芝では、TRONCHIP仕様に基づく32ビットマイクロプロセッサTX1およびTX1応用開発支援システム開発中である。この開発支援システムで開発したソフトウェアをデバッグ及びテストするためには、ホストシステムであるEWS上でターゲットシステムのTX1、メモリ、I/Oの動作をソフトウェア的に模擬するシミュレータが必要である。32ビットマイクロプロセッサTX1では、データ、プログラムのサイズが1Mバイト以上といった大きなソフトウェアを動作させることが予想される。この様に大きなプログラムをデバックおよびテストする場合、命令の高速実行が極めてて重要である。ところで、TX1は複雑な命令セットを持っており、デコードの高速化に対しては特に考察が必要である。本発表では、シミュレータの命令実行の高速化に関する一考察について報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1988-09-12
著者
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