階層ディレクトリによる共同利用センタのファイル保護方式
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概要
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NTTでは実時間サービスと会話処理サービスを融合させた『DIPS複合処理サービス制御パッケージ』(図1)を開発し、複合サービスに適した通信制御,操作性の良い多段木構造(階層)ディレクトリによるファイル操作(図2),コマンド言語等を実現している,更にこれらのうち会話処理パッケージは、様々な会話処理サービスに対応できるようサービス依存部分を付加できる構造となっている。本稿では、上記の複合処理パッケージを用いて共同利用型のソフトウェア開発環境を開発する上で検討した、ディレクトリ管理を応用したファイル保護方式について示す。特に、既存OSのVTOCファイル管理上にディレクトリ管理をオブラートし、しかも利用者にとってはディレクトリとファイルの二重構造を隠ぺいする点に留意している。これは最近ミニコン,パソコン等で広く利用されている階層ディレクトリを大型汎用機の既存OS上に実現した事例としても興味深いものと考える。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1986-10-01
著者
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