TSS教育支援システムへの1つの試み : 端末操作法(PFD)テキストの作成

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ここ数年の間に、コンピュータの利用の方法はカードで入力してバッチジョブを実行させる方式からTSSを利用して端末装置からジョブを投入する方式へと急速に変化してきた。カード入力時代には、プログラム言語を習得し,プログラムを作成できればよく、あとはプログラムの前後にJCL(お仕着せでよい)を付加してカードリーダから読み込ませ、実行結果がラインプリターから出力されるのを待てばよかった。TSSの時代になってからはプログラム言語だけではなく端末の操作法を知らなければ、プログラムを完成させ、結果を得ることが効率よくできなくなった。計算センターでは、毎年、研究者(卒論生を含む)のためにTSSの講習会を開催している。年々、受講希望者が増加し、それに対する講師の配置と資料の作成に苦労している状況である。これまでは、端末装置の台数が少ないこともあり講義中心の講習会であったが、端末50台を設置した演習室が2教室開設されたことにより講習会の内容を切り換えることが可能となった。そこで、今年度は・実習中心の内容に切り換え学習効果を上げること・講習会の限られた時間内だけでなく独習できること・実習できない状況の人でもテキストを読むだけで理解できること・プログラム相談室に寄せられるものの内で、初歩的、基本的な問題は相談員を煩わせずに解決できることを目的とし、テキストとサンプル・プログラムを一体としたTSSの教育支援システム<TSS教室>を作成した。
一般社団法人情報処理学会の論文
1986-10-01

TSS教育支援システムへの1つの試み : 端末操作法(PFD)テキストの作成

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