情報処理要員の適性検査・採用試験支援システム : (1)問題提起と理論的背景

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概要

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システムエンジニア,プログラマ等の情報処理要員は,その機能を果たすために然るべき知識を獲得し,経験を積まねばならないが,それ以前にある種の適性が存在すると考えられている.実際,企業内教育にかかわらず技術者の能力には5-6倍の差が出てくるという観察もある(山本,1986).適性,特に職業適性は,雇用者,求職者双方にとって効果的,経済的な決定を行うための重要な要因であり,産業心理学などの分野で研究が行われている.(豊原,1984).広い意味でのシステムエンジニアの慢性的人材不足,システムエンジニアの多様化と専門化,新しいシステム開発ツールの導入等の最近の環境条件の変化によって適性問題の検討への要求は今後本格化するものと言われている(山本,1986).そこで我々は情報処理要員の適性検査・採用試験の支援システムを作成することを目的として準備的な基礎研究を行った.
一般社団法人情報処理学会の論文
1986-10-01

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