監視ステーションのマルチメディア化
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概要
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監視ステーションの画面は、オペレータがプロセスの状況を把握するための窓口である。現在のプロセス運転監視では、コントローラやセンサなどからのデータを集約し、文字とグラフィックスを用いて計器イメージやグラフを表示したり、システム構成やその状態などを画面表示することによって必要な情報が提供され、オペレータはこのような環境に順応して作業を行っている。プロセスに対しては、既に高度な集中監視が行われているが、オペレータが容易に、素早く、確実に理解する部分となる、監視オペレーション環境面において、より進歩することが望まれている。監視オペレーション環境は、コンピュータとのGUI技術と関連する。近年、ウィンドウシステムの普及にともない、マルチウィンドウ環境下で文字・映像・音声を扱う対話型のUIプラットフォームが主流になった。このプラットフォームの活用、応用に対して、一般に「マルチメディア」という語を当てはめている。さらに、コンピュータとの対話様式についてもマルチ化が進行中で、こちらは「マルチモーダル・インタフェース」という技術になっている。そこで、これら最新の要素技術、および技術動向から受けるイメージに基づいて、監視制御システムの現状を考察する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-03-06
著者
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