ソフトウェア設計における人的要因分析への品質工学の応用
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ソフトウェア設計の品質に影響を及ぼす人的要因は多種多様であり、ソフトウェアの信頼性はそれらの要因の複雑な相互作用によって作り込まれる。そこで、ソフトウェア設計プロセスでの人的要因によるエラー混入のメカニズムを解明できれば、これに基づいてソフトウェア信性向上技術の開発や改善を行うことが期待できる。これまでにも、ソフトウェアの信頼性に影響を及ぼす人的要因を明らかにする試みはいくつかおこなわれている。しかし、これらの試みは人的要因の相互の関係がほとんど議論されていないことや、仮説としての提案が実際の開発データによって検証されたものが少ないなど、開発の現場には適用しにくいという問題があった。本稿では、これらの問題の解決を目指してソフトウェア設計プロセスにおける人的要因の概念を整理し、これらの人的要因に品質工学のアプローチを適用して実施したソフトウェア設計レビューの開発実験の結果について考察する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-03-06
著者
関連論文
- ソフトウェアエラーの原因となるソフトウェア設計過程における人的要因の品質工学的な分析
- 人的要因メタモデルの提案とその適用実験例
- 設計レビューにおけるソフトウェア信頼性に影響を及ぼす人的要因の品質工学的解析
- プログラム作成能力のSN比による分析
- 変換項目を考慮したソフトウェア移植工数モデル
- PD-1-1 ボーダレス時代に向けてのグローバル統合分散システムの実現
- 設計レビュー過程の属性に基づくソフトウェア信頼性予測モデルとその評価
- ソフトウェア設計過程の信頼性に影響を及ぼす人的要因の品質工学的アプローチ
- 1C-5 ソフトウェア設計に影響を及ぼす人的要因の研究
- ソフトウェア設計のエラー種別と人的要因の関係についての品質工学的考察
- ソフトウェア設計における人的要因分析への品質工学の応用
- D-3-1 パーソナルソフトウェアプロセスの有効性に関する一評価
- ソフトウェア構成管理とその規格動向