教師教育システムについて
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
計算機を用いて学習者を教育しようとする試みは,現在までに多くの研究者によってなされてきた.この試みの動機としては,さまざまな教育活動のうち計算機が支援可能な行為の同定およびその支援により,教師の負担を軽減することが挙げられる.しかしいかに優れた教育システムを開発しても,システムを用いる場面を用意したり,用いるための動機付けを行うのは教師である.用いた場面では理解が得られるかも知れないが,実際に学習者に理解させ定着させるのは,教師自身の教授能力にかかっているといっても過言ではない.このことから,学生を対象とした教育システムだけではなく,教師の教授能力を高めるため,教師を対象とした教育システムの構築が必要となる.実際の授業現場ではさまざまな質の教師が存在しており,教育経験の少ない教師にとって,学習者の行動に応じた教授活動というのは非常に困難であるといえる.筆者は,現在までに教師を対象とした教育システムの研究を行ってきた.本稿では,現在までに行ってきた研究内容と教師教育システムの概念設計について述べる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-03-06
著者
関連論文
- 指導案記述言語TDLのオントロジー的考察 TDL : Teaching plan Description Language(情報教育と授業支援システム/一般)
- デモンストレーション:若手による研究紹介IV
- 3H-3 携帯電話を利用した授業支援環境導入における複数科目間での効果の差異についての一考察(教育学習支援システム,一般セッション,コンピュータと人間社会,情報処理学会創立50周年記念)
- 学習態度認識システムLEARNの実装と評価(顔・ジェスチャ認識のためのパターン認識メディア理解,一般)
- 学習態度認識システムLEARNの実装と評価(顔・ジェスチャ認識のためのパターン認識メディア理解,一般)
- 指導案オーサリングシステムTeaPoTのWebアプリケーション化についてTeaPoT: Teaching Plan authoring Tool(遠隔教育システムのデザイン,一般)
- 学習者の学習時における姿勢と解答に対する確信との関係について
- 認知情報を用いた知的教育システムCIBITSについて
- 学習者との対話に基づく授業スケジューリング支援システムについて
- サーチエンジンについて
- 認知情報を用いた教師教育システムについて
- 知識獲得機能をもつ新薬設計支援システムについて
- 教師教育システムについて