連続酵素反応に関する研究 : (第8報)アミノアシラーゼ・カラムの動力学と圧損失
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概要
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不溶性アミノアシラーゼを詰めたカラムを用いてアシル-DL-アミノ酸を連続光学分割するのに最も適した条件を見出すために, カラム内での酵素反応様式および酵素カラムの圧損失の動力学的解析を行った.その結果, 基質の反応進行率は酵素カラムの形状には関係なく, 空間速度と見掛けのk_m値に関係し, 見掛けのk_m値は基質の流速により変化するが, k値はほとんど変化しないことが判った.さらに基質濃度がk_m値に比べて非常に大きく, 且つ反応進行率が低い場合には反応進行率は空間速度にのみ関係することが明らかとなった.また, 酵素カラムの圧損失は基質の流速およびカラムの長さに比例することが判り, 温度による圧損失の変化は基質の粘度の影響によるものと考えられる結果が得られた.
- 社団法人日本生物工学会の論文
- 1971-06-25
著者
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