アカマツの採種園に関する研究(III) : 開花日におけるクローン間差異
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概要
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アカマツつぎきクローン間の開花日の差異に関する実態を明らかにするために, 9〜10年生, および13〜14年生に達したときの表日本系18クローンを用いて測定を行ない, 次の結果を得た。1)クローン間には, 雌・雄花とも, 花芽の出現日順や開花日順の存在することが確認された。2)花芽の出現ひにおける日数差の最大は, 雌花間で11.5日, 雄花間で10.6日であり, 雌・雄花間では12.9日であった。3)開花出こおける日数差の最大は, 雌花間で4.2日, 雄花間で5.5日であり, 雌・雄花間では7.2日であった。4)クローン内の開花日の分散値は, 花芽の出現日の場合に比べると, 雌・雄花ともかなり小さかった。5)同じクローンでは, 雄花に比べると雌花の開花が幾分早い傾向がみられた。
- 1968-04-25
著者
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