インドール酢酸と低温処理がアカマツの形成層活動におよぼす影響
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
外与のインドール酢酸(IAA)が, 一生長期における芽や新条の各生育段階において, アカマツの形成層活動に及ぼす影響を調べた。IAAは木材形成の引き金となりひきつづく木材形成を維持する。また仮道管径の大きさを維持する。IAAによる木材形成はジベレリンによって促進される。夏期いったん減少した仮道管径も, IAAによって回復される。真正休眠期の苗木では, 木材形成はIAAが与えられた部分に主として限定されるが, 苗木が受けた低温処理の量の増加とともに, 幹下方へと木材形成部位は拡大した。
- 1975-04-25
著者
関連論文
- 1Bp-11 マツのRubisco及びLHCP遺伝子の暗所芽生えにおける発現
- 1Bp02 マツ葉緑体遺伝子(rbcL)の構造と発現の特異性
- マツノザイセンチュウによるセルラーゼの分泌とその運動軌跡における検出
- マツの材線虫病の発病との関連でみた2種の類縁線虫, マツノザイセンチュウとニセマツノザイセンチュウのマツ苗中での分散と増殖
- マツノザイセンチュウの加水分解酵素によってひき起こされるマツの材線虫病の初期症状 : セルラーゼの病原物質としての可能性
- 林木の放射線感受性に関する研究(IV) : ガンマー線照射ほ場における緩照射のもとでの林木の葉のN, P, KおよびCaの含有率について
- ジベレリンによるダケカンバの発芽調節
- 1.林木の形成層活動(第19回林木生理シンポジウム)(材の働きと材形成)
- 真正休眠期におけるマツのシュートのインドール酢酸転流能力
- 水溶性色素吸上げ法によって観察したマツノザイセンチュウ病の症状および回復現象
- サイトカイニンによって引き起こされたアカマツの土用芽形成
- 木材形成の内的調和
- Populus deltoidesの休眠枝におけるインドール酢酸の転流
- インドール酢酸と低温処理がアカマツの形成層活動におよぼす影響
- 〇Three-dimensional Structure of Wood A Scanning Electron Microscope Study木材の三次元的構造走査電子顕微鏡的研究, B.A.MAYLAN & B.C.BUTTERFIELD 80pp, 写真58枚, Chapman & Hall Ltd., London, 1971. £2
- ○BetulaとPopulusの芽における休眠解除時のカイネチン様活性の変動
- 〇ネコブセンチュウが分泌する植物生長物質の, タバコ中心柱切片による生物検定法
- ○貯蔵養分の移動に対するジベレリンの効果と, その生長との相関について
- アテ材形成の内的要因について(I) : セイヨウトチノキのエピコチルのオーキシン処理
- 放射性同位元素を用いて形成層の分裂活動を調べる方法
- 関東地区民間山林苗畑産スギ、ヒノキの山行苗に含まれる無機養分について(II)