直径生長パラメータの決定方法について
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概要
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この論文は一斉同齢林のすべての樹木の直径生長パラメータを決定するための方法について説明している。基本となる直径生長モデルは次のような仮定に基づいている : (1)個々の樹木は時間に関してMITSCHERLICHの法測に従って生長する。(2)その胸高断面積の上限はその平均占有面積に関して同じ法則に従う。最小自乗法によってパラメータを決定するためには, 最適値直接探索法の一種であるNELDER-MEADの方法は非常に有用である。この方法の原理およびその計算プログラムのフローチャートは本文中に要約されている。この方法を尾鷲地方所在の二つの同齢ヒノキ固定試験地の生長記録に適用した。これらの試験地は異なった間伐の効果を比較するため, 1936年故明永教授によって設置されたものである。この方法によってすべてのパラメータの統計量とそれらの相互関係が簡単に求められた。
- 一般社団法人日本森林学会の論文
- 1987-08-25
著者
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