伐倒, 造材, 集材システムの最適化に関する研究(I) : 伐倒作業の定式化
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概要
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伐倒, 造材, 集材システムの最適化を行なうために, チェンソーによる伐倒作業の作業量をあらかじめ得られる作業条件の関数として定式化した。定式化の方法は, 伐倒作業をいくつかの単位仕事に分解し, 各単位仕事の仕事の量(人時)を作業条件の関数として表わす標準資料法を採用した。資料を得るために1967年長野営林局管内の木曾ヒノキを中心とする天然林の伐倒調査を行なった。調査データに基づき単位仕事ごとに毎木の発生率の高いものは主に重回帰分析によって作業量を定式化した。またここでは単位仕事の発生率を一定とせず作業条件の関数としたため, より合理的な定式化を行なうことができた。また全木伐倒と普通伐倒と作業方式別に解析を行なって両者の差を求めた結果は, 理論的に推定される傾向と一致した。本論文から本システムの最適化には伐倒作業を考慮する必要があることが明らかになった。
- 日本森林学会の論文
- 1969-10-25
著者
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