ヒノキ人工林における葉面積指数の季節変化の推定

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概要

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• 森林の生産量は林冠の葉によって吸収される光量と比例関係にあると考えられる。よって年間を通じての生産量に対する林冠の機能を解明するためには, 葉量の季節的変動を捉えることが重要である。本研究ではヒノキ人工林を対象に, 全天空写真と伐倒調査から葉面積指数(LAI)の季節変化の推定を試みた。全天空写真から推定した実効葉面積指数(LAIef)は新葉と落葉の季節変化に影響され, LAIefの年内変動は1月1日からの起算日を変数とした三角関数で表現できた。LAIはLAIefにクランピングファクターを乗じることで推定した。LAIをパラメータとして含むモデルを用い, 林冠直下での全光(散乱光+直達光)相対光強度の季節変化を推定した。計算結果は各月で実測値より約32%小さく, その年変動のパターンは実測値とよく一致した。

• 日本森林学会の論文
• 2001-11-16

著者

• 石塚 森吉

  森林総合研究所

• 宇都木 玄

  独立行政法人森林総合研究所北海道支所

• 荒木 眞岳

  独立行政法人森林総合研究所

• 川崎 達郎

  独立行政法人森林総合研究所

• 石塚 森吉

  独立行政法人森林総合研究所

• 宇都木 玄

  森林総合研究所北海道支所

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