利用者の多様性を考慮した森林レクリエーション計画 : ROS(Recreation Opportunity Spectrum)概念の意義
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概要
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森林レクリエーション計画においては, 利用ニーズに合った多様なレクリエーション体験の提供が重要な課題である。本研究では, このような視点からレクリエーション空間の計画, 管理のあり方を示したROS(Recreation Opportunity Spectrum)を取り上げ, わが国の森林レクリエーション計画における有効性を探った。まず, わが国における森林レクリエーション空間の実態とレクリエーション計画システムの現状を考察し, 課題を明らかにした。つぎに, ROSの成立過程, 基本概念, 計画作成プロセス, 適用事例について解説し, ROSとは何かを明らかにした。最後に, わが国の森林レクリエーション計画における意義および役割を検討した。その結果, ROSの特色であるレクリエーション体験の多様性という視点が非常に有効であると考えられた。
- 日本森林学会の論文
- 2000-08-16
著者
-
小野 理
北海道環境科学研究センター
-
広田 純一
岩手大学農学部
-
土屋 俊幸
岩手大学農学部
-
小野 理
北海道環境生活部
-
八巻 一成
森林総合研究所北海道支所
-
山口 和男
山岳レクリエーション管理研究会
-
山口 和男
(有)自然環境コンサルタント
-
八巻 一成
森林総合研究所
-
広田 純一
岩手大学農学研究科
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