東南アジアにおける科学技術情報活動 : 東南アジア科学技術情報流通(CO-EXIST-SEA)プログラムの成果を中心に(<特集>アジアを知るPart3 : 東南アジア情報)
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概要
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科学技術復興事業団(JST)マレーシア事務所が実施しているCO-EXIST-SEAプログラム, およびそこで得られた東南アジア5カ国の科学技術情報活動の現状について紹介する。同プログラムではASEAN10のうち5カ国からの科学技術担当省庁に属する情報機関の参加を得て, 地域内脇力体制の樹立を目的とした年一回のワークショップを開催するほか, 情報担当者の研修を行っている。各国の現状としては, 「どの国もITへの関心が高い」「情報流通に関するネットワークの利用については中央では可能となっているが地方での整備状況が遅れているため, 最終的にはCD-ROMまたは紙媒体を頼らざるを得ない」「文献DBを作成しているのはフィリピン, インドネシア, ベトナムのみであり, クリアリング情報のディレクトリDBはどの国でも作成している」「直面している最大の問題は, 情報収集能力不足(資金・統制力), スキルのある担当者の不足である」などが明らかにされた。
- 社団法人情報科学技術協会の論文
- 2000-12-01
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