びまん性肺疾患における胞隔炎定量化の試み : サルコイドーシスの病期別検討を中心に
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概要
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びまん性肺疾患から得られたTBLB標本の形態計測を基に, 肺間質への単核球浸潤の定量化を試みた。肺サルコイドーシスの多数例の解析を中心に過敏性肺臓炎, 肺線維症, 正常肺組織の少数例との比較検討も併せて行った。定量化はデジタイザーとコンピューターを利用した画像解析ソフト(Nikon COSMOZONE S1)を用いて行い, 定量値は単位肺胞隔壁長当りの浸潤単核球数として表した。定量化の結果, 肺サ症の定量値は過敏性肺臓炎の2分の1であった。肺線維症では肺胞構造の破壊が強く本法による測定が困難であった。また肺サ症の定量結果は他の臨床パラメーター(年齢, 病期, ACE値)とは相関を認めず, BALを用いた過去の報告とよく一致した。本法は肺間質への単核球浸潤の有無及び, その強弱の分類に役立ちびまん性肺疾患の診断や予後判定の一助になるものと考えられた。
- 日本呼吸器内視鏡学会の論文
- 1993-11-25
著者
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原 信之
九州大学医学部胸部疾患研究施設
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永田 忍彦
産業医科大学呼吸器科
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高山 浩一
九州大学医学部胸部疾患研究施設
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原 信之
九州大学医学部第二外科
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原 信之
九州大学大学院胸部疾患研究施設内科部門
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高山 浩一
九州大学医学研究院胸部疾患研究施設
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