声門下狭窄に対するTチューブ挿入の2例

元データ 2001-01-25 日本呼吸器内視鏡学会

概要

声門下狭窄は気管切開の適応であるが, 発声ができないためQOLは低下する。我々はTチューブを挿入することにより発声が可能になりQOLの向上が得られた症例を経験したので報告する。症例1は55歳の女性, 自殺企図より前頚部を刺傷し, 甲状軟骨から第2輪状軟骨まで挫滅があり, 可及的に縫合後Tチューブを挿入した。術後6ヵ月でTチューブを抜去し, 術後3年の現在狭窄の症状はない。症例2は63歳の男性, 冠動脈バイパス術後喀痰排出障害のためトラヘルパーを8日間挿入された。その後声門下に肉芽形成をきたし, 気管切開後Tチューブを挿入した。8ヵ月の現在, 発語, 食事ともに問題はなく, QOLの改善が得られた。声門下狭窄に対するTチューブは, 気管切開部と声門までの正確な距離を測定し, 声帯に触れないように声門直下に留置することにより, 気道確保と発声保持ができQOLが得られた。

著者

田川 泰 長崎大学医療技術短期大学部
田川 泰 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科腫瘍外科
田川 泰 長崎大学
田川 泰 長崎大学医学部保健学科
永安 武 長崎大学医学部・歯学部付属病院第1外科
村岡 昌司 長崎大学医学部第1外科
岡 忠之 長崎大学医学部第1外科
赤嶺 晋治 長崎大学医学部第1外科
綾部 公懿 長崎大学医学部第1外科
高橋 孝郎 長崎大学医学部第1外科
澤田 貴裕 長崎大学医学部第1外科
森永 真史 長崎大学医学部第1外科
森永 真史 長崎大学第一外科
森永 真史 長崎大学医学部第一外科
山吉 隆之 長崎大学医学部第1外科
澤田 貴裕 東北大学加齢医学研究所呼吸器再建研究分野:長崎大学医学部第1外科
高橋 孝郎 国病機構長崎神経医療センター外科
森永 真央 長崎大学 第1外科
田川 泰 長崎大学医学部 第1外科
村岡 昌司 長崎大学医学部 第1外科
赤嶺 晋治 長崎大学医学部 第1外科
高橋 孝郎 長崎大学医学部 第1外科
綾部 公懿 長崎大学医学部 第1外科

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