並列計算機システムFOLON上へのPVMの移植と評価
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概要
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並列計電機システムFOLONは既存のハードウェアを利用して構築した共有メモリを持つシステムである。共有バスにVMEバスを使用しPEにPCを使用することで、ハードウェア工作なしで、レイテンシが4.2μsの通信を実現している。FOLON上に基本的なメッセージパッシングモデルの通信ライブラリFCPを構築し、それを用いてより一般的なPVMの並列実行環境及びライブラリを実装している。現在FOLONにおいては、排他処理をソフトウェアとして、最下位ライブラリである実現しており、FCP のレイテンシが200μs程度になっているが、排他処理の最適化によって今後かなりの性能向上が見込まれる。本稿ではこれら通信ライブラリの実装の現状と今後について述べる。
- 1996-08-27
著者
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菊地 賢太郎
早稲田大学大学院理工学研究科
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外山 孝伸
早稲田大学大学院理工学研究科
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大原 拓三
早稲田大学理工学部情報学科
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土山 了士
早稲田大学大学院理工学研究科
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小林 一成
早稲田大学大学院理工学研究科
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上田 学
早稲田大学大学院理工学研究科
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上田 和紀
早稲田大学理工学部情報学科
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小林 一成
早稲田大学理工学部情報学科
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上田 和紀
早稲田大学大学院情報理工学専攻
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土山 了
早稲田大学理工学部情報学科
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外山 孝伸
早稲田大学理工学部情報学科
-
上田 和紀
早稲田大学
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