2レベル階層化補助記憶システムにおける最適制御方式について
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概要
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大規模オペレーティングシステムでは,補助記憶システムの階層化が,すでに多くのシステムで,実現されている.しかし,このシステムの効率を左右する記憶階層間の転送データを選択する制御方式が,仮想記憶制御との類比で,LRU法(Last Recently Used)の域をでていないため,効率のよいシステムとなっていない.この論文では,ファイルの参照確率および参照時にファイルを,リコールすることによる利用者の不満足感を含めたコストを定義する.さらに,コストを最小にするマイグレーションすべきファイルの最適な選択方式を提案する.
- 1987-05-15
著者
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景川 耕宇
九州大学大型計算機センター
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末永 正
九州大学情報処理教育センター
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末永 正
近畿大学九州工学部経営工学科
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武富 敬
九州大学情報処理教育センター
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景川 耕宇
近畿大学九州工学部経営工学科
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