イネ・ラギッド・スタント・ウイルスの純化法の改良と分節 RNA 数
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概要
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イネ・ラギッド・スタント・ウイルスの純化法を Triton X-100 の使用, 緩衝液に MgCl_2 を添加することおよび純化の後半にヒスチジン緩衝液を用いることによって改良した。径約55nmの純化粒子を注射したトビイロウンカはイネに本病特有の病気を伝搬したことから, 本粒子がイネ・ラギッド・スタント病の病原ウイルスであることを確認した。純化ウイルス粒子から得た2本鎖 RNA は10本に分節していた。Galinskiらの報告に基づいて計算した核酸の総分子量は22.91×10^6ダルトンであった。
- 日本植物病理学会の論文
- 1983-12-25
著者
-
斎藤 康夫
Fftc
-
土崎 常男
農林水産省農研センター
-
大村 敏博
農林水産省農業研究センター
-
斎藤 康夫
農林水産省農業環境技術研究所
-
美濃部 侑三
農林水産省植物ウイルス研究所
-
木村 郁夫
農林水産省植物ウイルス研究所
-
日比野 啓行
国際イネ研究所
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