日本語インタフェースを有する知識処理型マルチメディア地図情報処理システム GENTLE
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概要
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地方行政体や公共事業体などにおける行政・設備計画策定などの支援を目指した地図情報処理システムが実用になりつつあるが, 取扱い可能なメディア情報がまだ少ないという問題や, ユーザインタフェースが不十分であるなどの問題が残されている. 今回知識ベースを活用することにより, 図形や画像などのマルチメディアを効率的に管理でき, かつ従来のメニュー選択やコマンド入力のほかに自然語に近い日本語インタフェースを備えた地図情報処理システムGENTLE(GENeral Topographical Land-use Experts system)のプロトタイプを開発した. 本論文では, このシステムの開発結果について述べ, とくに各メディア別に最適な管理システムを上位の知識ベースで統合管理するというマルチメディアデータベースの新しい構造と, 図形の幾何的な関係処理を含む日本文から意味を自動抽出し, 最適な検索手順を推論する日本語インタフェースの手法について詳述する. さらに, これらの手法に基づく地図情報についての各種の検索結果の実例を示す.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1986-12-15
著者
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