適応セル法による図形管理システム(II):基本的な動作原理
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概要
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従来、図形データを高速に検索可能とするための各種のインデックスメカニズムが多数提案されている。我々は既に、動的インデックスメカニズム(以降セル法と略称する)を開発している。このセル法の原理は図1に示すように各セル(図1(b))が、そのセルを通過する図形のベクトルの情報を記憶することにある。例えばセルアドレス〔1,2〕には、図形(1)の1番目のベクトルと図形(2)の図形テーブルのアドレス情報が記憶される。このセル法による処理手順のオーダは、1つのセル内のデータ数をFとすると、追加のコストはオーダ1であり、検索と削除のためのコストはオーダFとなる。従って高速化を行なうために、セル分割数を大きくしてFを小さくすると、大型のベクトルが通過するセルの個数が膨大になり、インデックス容量が大きくなる。適応セル法はこの問題を解決することを目的とする。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1988-09-12
著者
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