オンラインファイル記憶系装置のコスト評価に関する一考察
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概要
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オンラインシステムにおけるファイル記憶系の望ましい階層構成を明らかにすることをねらいとして,同一のアクセス頻度,レスポンスタイム条件及び信頼度条件の下で各種ファイル記憶装置のコストを分析・評価し,その比較を通じて各装置の適用領域を明らかにした.コスト評価にあたっては,ファイル記憶系の動作を待ち行列モデルで記述し,複数の拘束条件下で最小コストを求める問題として検討した.ここで,厳密なコスト算出式をそのまま用いたのでは,適用領域を評価するためのコスト分析の方法としては使いにくいことから,オンラインシステムにおけるファイル記憶装置の使用特性に注目した近似を行い,コスト評価式の簡単化図った.さらに,この方法を拡張し,ファイル混在時や装置の一部機能に注目した場合のコストについて考察した.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1986-06-15
著者
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