混合型待ち行列網の計算方法
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
積形式解をもつ待ち行列網モデル, とりわけ閉鎖型および混合型の待ち行列網モデルはコンピュータ・システムあるいはコミュニケーション・ネットワークのモデルとして広い応用範囲をもっている. 従来知られているたたみこみによる待ち行列網の計算方法は, すべての部分連鎖が閉鎖型であるような待ち行列網に関しては有効に計算をおこなうことができる. しかし, 混合型の待ち行列網に関しては, 開放型の部分連鎖が存在するため, 待ち行列長が無限大になる可能性をもつサービスセンタが存在することになり, そのまま適用することはできない. 本稿ではその欠点を改良し, 複数個の閉鎖型と複数個の開放型の部分連鎖が混在し, 可変サービス率をもつサービスセンタが存在する混合型の待ち行列網に関するたたみこみによる計算法を開発した.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1983-05-15
著者
関連論文
- クラスごとに異なるサービス要求率をもつFIFOノードを含む待ち行列網の近似解法
- 「待ち行列」研究部会経過報告(5)(ペーパーフェア)
- 「待ち行列」研究部会経過報告(4)(ペーパーフェア)
- 待ち行列網モデルによる計算機システムの性能評価用ソフトウェア・パッケージQM-X
- 等負荷ノードをもつ待ち行列網の高速計算法
- 擬似ノード接続法による待ち行列網の近似解法
- ネットワーク : 積形式解の最近(待ち行列のいま)
- ATMのモデル化とその周辺(待ち行列-モデリングと解法-)
- 非積形式型FIFOノードをもつ待ち行列網の近似解法
- ブロック3重対角行列形の状態方程式をもつ待ち行列の数値解法
- パッケージQM-X : Queueing Network Model-EXtended(待ち行列網のパッケージとシミュレーター)
- 領域競合をもつ待ち行列の解析(待ち行列理論とその周辺)
- 優先権付き待ち行列網の近似解法(待ち行列理論とその周辺)
- 混合型待ち行列網の計算方法
- 混合型待ち行列網の計算法とその応用(待ち行列理論とその応用)
- 伊澤・小田両氏への回答
- 資源切り出し型待ち行列の解析