辞書と統計を用いた対訳アライメント
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概要
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本稿では既存の対訳辞書と統計を用いて, 日英テキストの文対応付けを高精度で行う方法を提案する. 日英のように構造が大きく異なる言語間では統計的に得られる訳語対の量に限界があり, 統計的手法だけを用いて文対応付けを行うのは困難である. 逆に, 既存の単語対訳辞書には分野固有のキーワードが含まれていないことが多く, 既存の対訳辞書だけを用いた汎用文対応付けシステムでは高い精度を達成できない. 提案手法は既存の対訳辞書と統計的に得られた訳語対を利用する反復法であるため, 十分な量の訳語対を利用できるだけでなく, 確実な部分から対応付けを行うため, 多くのテキストに対して頑強である. 実験の結果, 様々な種類の日英対訳コーパスに対して既存の手法を上回る良好な対応付け精度が得られた.
- 1997-04-15
著者
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