843. 中部日本, 埼玉県の小園層産中新世貝化石
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概要
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埼玉県大里郡寄居付近の荒川流域に発達する中新統小園層から12種よりなる軟体動物群集が産出する。この群集は河口付近の潮汐砂底に生息していたと考えられ, 中期中新世前期の門ノ沢型動物群内のフネガイ類やウミニナ類の産出によって特徴づけられる潮間帯河口群集に比較される。ウミニナ科の4種, Tateiwaia tateiwai (Makiyama), T. yamanarii (Makiyama), Vicaryella atukoae (Otuka)およびV. ishiiana (Yokoyama)は, 小園層から初めて記載される。
- 日本古生物学会の論文
- 1987-12-30
著者
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間嶋 隆一
Institute of Geoscience, University of Tsukuba
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高橋 宏和
University of Tsukuba Junior High School at Komaba
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間島 隆一
Institute Of Geoscience University Of Tsukuba
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