611. ジュラ紀豊浦層群の化石層序学的研究その2
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概要
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豊浦層群より産するアンモナイトのうち, 主として西中山層および歌野層下部のWhitbianおよびYeovilianを示すHildoceratidaeの6属11種につき記載した。YOKOYAMA (1904)によるHildoceras chrysanthemumとH. densicostatumは, その分類の根拠とされている肋数につき検討した結果, 同一種と判定し前者の名称をとった。またその属は長らく問題であったが, 腹部および側面の特徴からHarpoceras (s. str.)に帰されるべきものと判断した。これとは別に, 新たにHildocerasに最も近い側面装飾を示すものをHildoceras sp.として報告した。従来Haugia aff. japonicaとされていたものは, HaugiaではなくPhymatocerasが妥当である。Lillia toyoranaとされていた種についても検討の結果, Phymatocerasに属するものと判断した。主要ルートで得られた東長野層, 西中山層, 歌野層の柱状図と化石産出層準も詳細に示してある。
- 日本古生物学会の論文
- 1973-04-20
著者
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平野 弘道
Department of Geology, Kyushu University
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平野 弘道
Institute of Earth Science, School of Education, Waseda University
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