システム統合・変更に伴うシステム診断の重要性
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概要
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アウトソーシングや企業の統合なので複数のシステムを統合、拡張して運用する形態が増加している。一方メインフレームでは機器の性能が向上して単一の筺体で論理分割を行い複数システムを効率よく稼動出来るようになった。この論理分割での稼動形態はスペース、電力などの運用コストを削減できるため複数システムの稼動に際し広く利用されている。複数システムを統合稼動する場合筺体の持つCPU、ストレージ、IO等の資源をそれぞれの稼動環境にあわせて最適に分配する必要がある。資源を稼動するシステムの状況に適した分配を行わないとサービスレベルの低下を起こすことがある。すなわちオンラインレスポンスの低下やバッチジョブの遅延などである。そのためにも統合・拡張するシステムの稼動状況を分析し最適に資源を配分する手法が必要となる。本稿ではシステム診断手法を活用して統合に必要なシステム資源を分配・運用する方法を実践し評価している。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2004-11-04
著者
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加倉井 宏一
日本アイ・ビー・エム・システムズ・エンジニアリング(株)
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荻田 光一郎
日本アイビーエム・システムエンジニアリング(株)
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加倉井 宏一
日本アイビーエム・システムエンジニアリング(株)
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荻田 光一郎
日本アイ・ビー・エム・システムズ・エンジニアリング(株)
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