商用大型機での分割区画内のシステム資源の自己管理機能の評価(EVA-1:システム評価)
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概要
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大規模な商用計算機での分割区画間でのシステム資源を自己管理して最適な稼動を行なう機構の稼働と評価を行う。プロセッサー論理分割環境下でのクラスター構成時、この自己管理機構は、それぞれの論理区画で稼働するワークロードのサービス目標の重要度とCPU資源の競合に応じて、論理区画に割当てられているCPU資源の割合を動的に変更する。あわせて論理区画で割振られる論理CPの数も制御する。テストとその評価を通じ、この自己管理機能が、バッチジョブのような実行システムを動的に変更できないようなワークロードに対して有効に働き、サービス目標の高いワークロードの稼働する論理区画にCPU資源を割振ることが分かった。また、論理区画へのCPU資源の配分割合に応じて論理CPの数をコントロールし、CPU能力の高い処理を行えることを確認した。
- 2002-08-21
著者
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