データ改ざん検出によるバッファオーバフロー検知システムの提案(セッション3-A : 侵入検知システム(2))
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概要
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今までにさまざまなバッファオーバフロー防御システムが提案されている. それらの方法の多くは, バッファオーバフロー発生の有無の検知を行っており, 変数の完全性の検証を行わない. しかしバッファオーバフロー発生の有無の検知だけでは防ぎきれず, 変数の完全性の検証が必要となる攻撃が存在する. そこで本論文では, 変数の完全性を保証するシステムを提案する. 既存のバッファオーバフロー防御システムでは, ユーザメモリ上から変数を読み取られると, 防御システムを回避される危険があるものもあるが, 本システムでは, そのような危険性はない. また, 本方式はバッファオーバフローにより影響を受けた変数を, 影響を受ける前に復元することもできる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2005-03-22
著者
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櫻井 幸一
九州大学大学院システム情報科学研究院
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長野 文昭
九州大学大学院システム情報科学府
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櫻井 幸一
九州大学大学院 システム情報科学研究科 情報工学専攻
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田端 利宏
九州大学大学院システム情報科学研究院
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長野 文昭
九州大学工学部電気情報工学科
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鑪 講平
九州大学大学院システム情報科学府|財団法人九州先端科学技術研究所
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櫻井 幸一
九州大学大学院 システム情報科学府
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