混合クールノー複占下での経済厚生
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概要
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本稿では、一般化した目的関数を構築し,その目的関数を特徴付けるパラメータの変化を見ることによって,目的の異なった企業間でのクールノー混合複占での帰結を分析する.本稿での結論は以下の通りである.(1)経済厚生の観点から消費者寄りの方向に企業の目的が限界的に変化すると,経済厚生は必ず改善する.(2)当該企業の市場シェアが小さい場合,競争的な方向に向かうことによって経済厚生が改善するが,市場シェアが大きな場合は,ライバル企業との共謀の方向に目的を変更することで厚生が改善する.
- 立命館大学の論文
- 2002-03-31
著者
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