薄い二等邊三角板のかがまり
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概要
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等邊を自由とする薄い二等邊三角板が頂點と対邊の中點を結ぶ對稱軸の方向に圧縮を受ける時はかがまり(Buckling)を生ずるがこの時のかがまりは板面に直角の方向に起されるものと考へることができる。筆者はこの見地より1.頂點自由、對邊固定2.頂點、對邊共に自由支時3.頂點自由支持、對邊固定の三支持方法による三角板に對してかがまり荷重を算出し支持方法の変り方に應じてかがまり荷重の変る模様を調べこれをEulerの長柱のかがまり荷重と比較した。更に2の支持方法による三角板のかがまり荷重を同じ支持方法による正方板、円板のそれと比較して以上三支持方法による算出値が相當信頼し得ることを推論した。
- 一般社団法人日本機械学会の論文
- 1934-07-01
著者
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