薄い正六角板のかがまり
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概要
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半径αなる円に内接及外接する薄い正六角板を考へこれに互に相等しく方向正反對なる一組の荷重を1.内接板に対しては相対する2頂點より中心方向に2.外接板に対しては相対する2邊の中點より中心方向に加へて圧縮する時は板は遂にかがまりを生ずるに至る。筆者はこのかがまりを二等邊三角板の場合と同様板面に直角方向にのみ起るものとして長柱のかがまりに關する微分方程式より出發して1の内接板に對するかがまり荷重をまづ算出した。次に2の外接板も對してはこれを矩形板と二等邊三角板の組合せと考へ三角板のかがまり荷重は既に算出されて居るからこれを利用して綜合的にかがまり荷重を求めた。更にこの2つの場合のかがまり荷重をこれらに相接する半径αなる円板のそれと比較して算出値の信頼し得ることを推論した。
- 一般社団法人日本機械学会の論文
- 1934-07-01
著者
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