プレーナーに關する一二の實驗
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
プレーナーのテーブルを横切りてペンを等速度で走らせ、テーブルを往復運動させてこれに貼りたる紙に波形を畫かせテーブルの運動状況を調査した。行程の終に於て可なり多くの時間の損失があるが、この損失は運轉用の調帯の張り方、調車の慣性能率、歯車の重さ、工作物の重さに關係する事を明かにした。又テーブルの停止位置の不規則さを調査し調車の慣性能率の小なる程規則正しい停止をする事を知った。最後に刄物の送り運動を記録せしめて送り圓板に滑りがある事を明かにした。尚ほ序にテーブルの運動の時間效率は等邊双曲線に從つて變化し長行程が效率よき事を述べ、又テーブルの最小行程の意義を明かにした。
- 一般社団法人日本機械学会の論文
- 1932-05-01