東京鐵道局大宮工場改築の概要
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概要
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従来工場建家の拡張計畫に對しては將來の拡張に供へて最初の計畫者の意圖を後任者に傳ふべき何等の方法も講ぜられて居なかつた爲に人及び時代を異にして建家の拡張が遂行される場合には全然前任者の意圖を肘度することが出来ず専ら現在の事象にのみ捉はれて唯自己の信ずる所によつてその計畫を實施するの止むなき状態であつた。故に之等各個別々の計畫の下に行はれた建家の配置は自然一貫せる連絡と統制とを缺き、その結果として工場内に於ける物品の輸送上に甚だしい不便不経済を招来せしめるに至ることが屡々あつたのである。斯る缺陷を防止する爲には先づ事前に於て豫定し得べき當該工場敷地の仝體に對して最大限の拡張を豫想した將來に對する拡張計畫を作つて置くことが最も急務であることを述べ尚斯る理想の下に計畫された鐵道省所属の車輛修繕工場の一例として大宮工場に於ける建家の配置に就てその特徴とする所を述べたのである。
- 1931-06-01
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