モルモット補体第2成分の新しい分離法
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概要
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モルモット血清を DEAE cellulose column に添加し, EDTAを含む燐酸緩衝液で低イオン強度より直線濃度勾配法をもちいて蛋白を溶出展開し, イオン強度0.015から0.03までの間でC'2を分離した.この分画を CM cellulose column に添加し, EDTAを含む酢酸緩衝液で溶出し, イオン強度0.07〜0.12までの間で, 他の補体成分を全く含まない C'2を分離した.これを再び DEAE cellulose column に添加・溶出し, 得られた C'2の分画を濃縮したのち, Sephadex G 100 に添加し高度に精製された C'2を得た.これら C'2の精製過程の標品をウサギ疫電気泳動, ゲル内沈降反応に溶血反応を応用したもの, ウサギ疫溶血電気泳動などについて検討し, C'2は, 抗モルモットウサギ血清に対して沈降線を形成し, β領域に易動度を示し, 溶血活性をもこれと一致することを認めた.
- 日本アレルギー学会の論文
- 1968-08-31
著者
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