アルコール摂取が関与したと思われる食餌依存性アナフィラキシーの1例
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概要
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35歳, 男性, 外科医師. 既往にアトピー性皮膚炎あり, 母および子供2名がアトピー性皮膚炎. 1990年3月, カニを含んだ夕食とともにアルコールを摂取したところ, 1時間後に蕁麻疹, 意識混濁および血圧低下出現, 救急治療により数時間以内に回復した. 約6カ月後カニを含む食事後, アルコールを摂取, 同様の症状が出現. 血圧も低下したが, 数時間で回復した. IgEは3073IU/mlと高値, カニに対する特異IgE抗体がRAST法および皮内反応にて証明された. カニおよびアルコールを同時摂取して検討すると, 軽度ながら上肢の〓痒感が出現し, 血漿ヒスタミン値もやや上昇した. アルコール摂取が関与した食餌依存症アナフィラキシーの稀なる1例と考え, 報告した.
- 日本アレルギー学会の論文
- 1992-09-30
著者
-
得能 徹也
札幌医科大学第1内科
-
日野田 裕治
札幌医科大学第1内科
-
今井 浩三
札幌医科大学第1内科
-
杉山 敏郎
札幌医科大学医学部附属病院検査部
-
近藤 吉宏
市立室蘭総合病院消化器内科
-
今井 浩三
札幌医科大学
-
谷内 昭
札幌医科大学第一内科
-
辻崎 正幸
札幌医科大学医学部第一内科
-
近藤 吉宏
市立室蘭総合病院消化器科
-
得能 徹也
北海道立江差病院消化器科
-
得能 徹也
札幌医科大学医学部第1内科
-
坂本 真一
札幌医科大学第1内科
-
谷内 昭
札幌医科大学 検査
-
杉山 敏郎
札幌医科大学第一内科
-
杉山 敏郎
札幌医科大学
-
近藤 吉宏
札幌医科大学第一内科
-
谷内 昭
札幌医科大学
-
日野田 祐治
札幌医科大学医学部第一内科
-
谷 内昭
札幌医大
-
杉山 敏郎
札幌医科大学 検査部
-
日野田 裕治
札幌医科大学医学部第1内科
-
近藤 吉宏
札幌医科大学第1内科
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