高速液体クロマトグラフィーによる喘息患者血清ヒスタミン値の測定
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概要
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高速液体クロマトグラフィーを用いたヒスタミンの微量定量法は, 比較的簡便かつ再現性よく実施でき, 血清ヒスタミン値と喘息発作の病態との関係を検討する上で有効な分析手段となり得る上, アレルギーの実験モデルとしてのin vivoやin vitroヒスタミン遊離などの研究手段としても広い応用範囲を有する.本方法を用いて喘息患者の血清ヒスタミン値を測定したところ, 健康人の平均値(1.31 ng/ml)に比べ明らかに高値を有した.喘息発作時患者群の平均血清ヒスタミン値(6.76 ng/ml)は非発作時群平均値(3.14 ng/ml)より有意に高い値を示し, 発作の有無と血清ヒスタミン値とが関連のあることを示唆する結果が得られた.
- 日本アレルギー学会の論文
- 1980-12-30
著者
-
杉原 寿彦
国際仁友病院
-
古市 喜義
山之内製薬株式会社創薬研究本部
-
小原 侃
山之内製薬株式会社開発研究所
-
江副 尚憲
山之内製薬株式会社開発研究所
-
杉田 のぶみ
山之内製薬株式会社開発研究所
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古市 喜義
山之内製薬株式会社開発研究所
-
小原 侃
山之内製薬開発研究室
-
江副 尚憲
山之内製薬開発研究室
-
小原 侃
山之内製薬中央研究所
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