自己免疫疾患におけるリンパ球のSubpopulationに関する研究 : 第3編 SLE患者末梢血リンパ球のSubpopulaitonについて
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概要
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ヒツジ赤血球とのロゼット形成細胞をTリンパ球, 表面免疫グロブリン荷細胞をBリンパ球とみなして, SLEおよびPSS患者のリンパ球のsubpopulationについて検討した.またBリンパ球については補体レセプター陽性細胞についても検索した.SLE患者末梢血におけるTリンパ球百分率は正常人に比して低値を示した.一方, Bリンパ球百分率は高値を示した.Tリンパ球絶対数ではやはり正常人に比して有意な低値を示したが, これに反しBリンパ球絶対数は正常人に比べ有意差はなかつた.SLE患者末梢血リンパ球のSIBCのうち, surface IgG陽性細胞とsurface IgM陽性細胞は有意に高値を示した.SLE患者末梢血リンパ球のsurface IgG陽性細胞と血清IgG量とは相関しなかつた.Surface IgA陽性細胞と血清IgA量, surface IgM陽性細胞と血清IgM量とはほぼ相関を示した.PSS患者末梢血リンパ球については, 症例数が少ないが, SLE程著明ではないにしても, T, B細胞数および百分率とも同様の傾向を示した.
- 日本アレルギー学会の論文
- 1975-11-30
著者
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