自己免疫疾患におけるリンパ球Subpopulationに関する研究 : 第1編 ヒツジ赤血球とのロゼット形成細胞測定法に関する検討
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概要
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ヒツジ赤血球によるrosette forming parameterをとしていわゆるTリンパ球を検出する方法として報告されている従来の方法の中で, Tリンパ球の比率が比較的高値を示す方法(第II法)と低値を示す方法(第I法)の2つの方法によってSRBC-RFCの測定を行った.第I法ではmediumとして10%ウシ胎児血清を加えたEagle's MEMを用い, 第II法ではHank's BSSを用いたが正常値を比較すると, 第I法では40.1±5.8%, 第II法では56.3±7.2%で有意の差があった.またリンパ球に付着するヒツジ赤血球の個数によるRFCの百分率の変化, incubation時間, ヒツジ赤血球などについて検討を加えた.自己免疫疾患におけるTリンパ球百分率は, 重症筋無力症では高値, 橋本甲状腺炎では軽度高値を示し, 慢性関節リウマチではほとんど正常人と同じ値であり, SLEでは低値を示した.
- 日本アレルギー学会の論文
- 1975-09-30
著者
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