気流を伴う水平長方形管内薄膜流の研究 : 第3報,粘性波の発生と液膜破断との関係
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概要
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水平な長方形管内を10m/s以下の比較的底流速の気流に伴われて流動する液膜は,液体流動が少ないと流膜がきわめて薄くなり,その界面に二次元波やペブル波とは異なった液体の粘性力が支配的影響力をもつ波(粘性液)が生ずることを理諭と実験から明らかにした.粘性波は一定膜厚(20℃の水の場合0.255mm以下)で生じ,その速度は液体の界面速度より遅い,粘性液が生じると最少液膜厚さが薄くなり液膜破断が起こりやすくなる.
- 一般社団法人日本機械学会の論文
- 1983-02-25
著者
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伊藤 昭彦
弘前大学大学院
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深野 徹
九州大学工学部
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高松 康生
九州大学工学部
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伊藤 昭彦
大分大学工学部
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高松 康生
有明工業高等専門学校
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栗脇 哲祥
石川島播磨重工業(株)
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伊藤 昭彦
弘前大学
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