ころがりすべり接触法による鋼円筒の表面疲れの研究 : 第3報, 表面層のひずみ硬化過程とピッチングの発生機構
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概要
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Hertz面下の周方向圧縮応力の発生機構を明らかにした.静負荷状態ではHertz面の最大圧力はその中心にあるが,二円筒を同方向にころがるように駆動すると,その際には最大圧力の位置は,ある距離ずれてくること,また,摩擦力が周方向圧縮応力をある程度支配することを考慮に入れて,Hertz面下の応力分布を理論的に求めた.さらに,低周速側円筒面は相手面に比較してピッチング損傷や摩擦を生じやすいことを理論的に確認した.
- 一般社団法人日本機械学会の論文
- 1980-09-25
著者
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