ころがりすべり接触法による鋼円筒の表面疲れの研究 : 第2報, Hertz面下のひずみ硬化に関する基礎概念
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概要
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無限平面上に半だ円分布荷重を加えて生じる応力分布から理論的にえられる表面下層のひずみ分布を注意深く検討し,さらに,一定負荷で押しつけた二円筒に見られる周方向に生じる圧縮ひずみとHertz面内のひずみ分布を理論面から検討した.もし,力がある一定の値以上になり,表面下層でτ_<max>はせん断降伏点を超えるに十分となるや,Hertz接触面でのひずみ効果は抑止されるが,ピッチングに先行する微小き裂の発生にはHertz面でのひずみ硬化の過程が重要であることにかわりはない点を明らかにした.
- 一般社団法人日本機械学会の論文
- 1980-09-25
著者
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