ころがりすべり接触法による鋼円筒の表面疲れの研究 : 第1報,ピッチング生成に先行する初期クラックの発生に関する一考察
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概要
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周方向研削目,軸方向に対して45°の研削目および軸に平行な研削目の三種の研削目を施したS30C調質鋼円筒を用いて,ころがりすべり接触法によるピッチング試験を実施した.軸に平行な研削目同志の組合せの耐久限は極めて低く,その際のピットやき裂の形状から,ピッチングに導く初期き裂は表面に出現するという可能性を指摘できた.周方向研削目同志の組合せの耐久限低下への油中硫黄分の効果も,定性的に説明できた.
- 一般社団法人日本機械学会の論文
- 1979-12-25
著者
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