削り加工による金屬表面層の性状について : 軟鋼削り面の電極電位差と残留應力
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概要
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削り加工を施した金属の表面の電極電位差を測定し, かつその表面層における残留応力をX線で測定した.その結果によると加工方法が結晶粒境界を増加するような場合に, その電極電位は貴となる.従つて上昇する温度にも大きく左右される.残留応力は加工時からの時間と共に減少し約100時間くらいで一定する.また面形成のための切り取りの厚さ大きいほど大きく, 被削材の結晶粒の小さいほど大きい.切削油を用うれば電極電位も応力も変化する.
- 一般社団法人日本機械学会の論文
- 1950-07-05
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