MUT35/55型ディーゼル機関の性能について
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概要
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7MUT35/55型ディーゼル機関は関西汽船会社の新造客船るり丸の主機関であつて, 終戰後三菱長崎造船所によつて新しく設計製作された二サイクル式中型ディーゼル機関である.本機関は昭和23年1月組立を始め同年5月陸上運転を行い, 6月にるり丸に積み込まれた.るり丸は長さ74m, 幅12.2m, 深さ5.8m, 満載吃水4m, 総トン数約1800トンにして速度14.75マイルである.本船は同年9月海上運転を実施し, 10月より別府航路に就航し, 大阪別府間を約20時間で航海しているが, 主機関はその後好調子にて, 優秀な性能を示している.本機関の主要目は第1表のごとくである.なお参考のために23号乙8型, Y6Z37/55VR型, 22号10型, マ式3号との比較を示しておいた.
- 社団法人日本機械学会の論文
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